「話が長い」と言われたことがある…… 「もっと簡潔に伝えたいけど、どう話せばいいかわからない……」
そんな悩みを持つ方におすすめなのが、今回のSDS法というフレームワークです。 今回は、「短く・わかりやすく伝える技術」として、このSDS法の使い方やメリット、注意点をまとめました。
前回、ご紹介したPREP法とあわせて使えば、場面に応じて話し方の引き出しが広がります。
■ SDS法ってなに?
SDS法は、
Summary(要点・結論) → Details(詳細) → Summary(要点・結論)
という順番で、話や文章を組み立てる方法です。
最初に要点をサッと言って、あとから詳しく説明し、最後にまた要点をまとめ直す。 とてもシンプルなのに、「伝わりやすさ」が格段に上がります。
■ 3つのステップで使えます
- Summary(要点・結論) → まず、「何を伝えたいのか」をはっきり一言で伝えます。
- Details(詳細) → その結論を支える具体的な情報、エピソード、説明を加えます。
- Summary(要点・結論) → 最後にもう一度、最初の要点を簡潔に繰り返してまとめます。
■ たとえばこんなふうに使えます
例:自己紹介の場合
「私は現在、Webライターとして活動しています(Summary)」 → 「前職では販売業をしていましたが、文章を書くのが好きで、今は主にブログ記事やコラムの執筆をしています(Details)」 → 「つまり、文章を通じて人の役に立てる仕事をしています(Summary)」
短い時間でも、相手に伝えたいことがスッと入ります。
■ SDS法のメリット・デメリット
◎メリット
- 要点を最初と最後に言うから、伝わりやすく記憶に残りやすい
- 構成がシンプルなので、短時間のスピーチや報告に向いている
△デメリット
- 複雑な内容や説得が必要なシーンでは情報が薄く感じられることもある
■ 他の話し方とどう違うの?
PREP法(結論→理由→例→結論)やDESC法(状況→感情→提案→選択)と比べると、SDS法は説得や交渉よりも、“わかりやすさ重視”のフレームワークです。
- 「簡潔に話したい」
- 「伝えたいポイントがひとつだけある」
そんなときにこそ、SDS法は力を発揮します。

しばあいうえ
すっきりしてわかりやすいね
■ まとめ:SDS法は“端的に伝える”ための強力な味方
✔ 最初に要点 ✔ 中で詳細を説明 ✔ 最後にもう一度要点
これだけで、話の流れが明確になり、聞き手の理解度がぐっとアップします。
とくに、自己紹介、ミニプレゼン、報告などのシーンではすぐに使えるので、ぜひ試してみてください。
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