【レビュー編】Amazonベーシックのノートって実際どう?
■ はじめに:この価格で、この書き味?
前回の記事では、モレスキンとの比較を中心にAmazonベーシックのクラシックノートを紹介しました。
安くて、モレスキンそっくり。でも実際、ちゃんと使えるの?
今回はその疑問にお応えするべく、4週間しっかり使い倒してみた感想をお届けします。
■ 書き心地:思っていたより、ずっと良い
まず感じたのは、「紙質、意外といいな」という素直な印象です。
- 万年筆 → インクフローの多い筆記具ですが、にじみはやや見られるものの、裏抜け(次のページに染みる現象)は最小限に抑えられていました。メモ程度なら、両面使ってもストレスは少ないでしょう。
- ゲルインキボールペン → スルスルと滑るように書けて、引っかかる感じはゼロ。力を入れずともスムーズに文字が乗ります。日常的に使うにはかなり快適です。裏抜けもほぼなし。
- ジェットストリーム → よく使うことから、個人的に“書き味の基準”としているのがジェットストリームなのですが、発色も良く、滑らかさも上々。紙とペンの相性はかなり良好といえます。
- シャーペン → 若干のザラつきが感じられましたが、これはむしろ「書いている感」を味わえます。細かくメモを取るにはちょうど良いバランスかもしれません。
紙の厚みや手触りに関しては、やはりモレスキンほどの“重厚感”はありません。とはいえ、軽さ=取り回しのしやすさでもあります。バッグに入れてもかさばらず、持ち運びが苦になりません。
また、ノートの開き具合が非常に優秀で、180度しっかり開いてくれます。ページの端まで無理なく筆記できるので、ストレスなく使える設計です。

■ 気になる点は?:細かい部分で差はある
もちろん、いくつか気になる点もあります。
- 表紙はほんのわずかに柔らかめ。
表紙はほんのわずかに柔らかめ。持ち歩きには支障ありませんが、耐久性については今後の長期使用で見えてくるかもしれません。ただ、通常の使い方であれば特に問題はないでしょう。 - 表紙の質感も、わずかに物足りない。
どうしても、モレスキン特有の“しっとりとした高級感”には及びません。 - ゴムバンドはわずかに固め。
使い始めから「ちょっときついかも?」と感じる方もいるかもしれません。
とはいえ、1冊あたり1,000円以下という価格を考えれば、これらは「欠点」というより**コストを抑えた“仕様”**と捉えるべきでしょう。
むしろ、「この価格でここまでやる?」という完成度には、良い意味での驚きがあります。
■ 気軽さは圧倒的
一番のポイントは、やはり「気軽に使える」こと。
高価なモレスキンだと「何書こう…」とちょっと身構えるのに対し、Amazonベーシックは**“書きたいままに書ける”**感覚。 落書きでも、雑なToDoでも、迷いなく書ける安心感があります。
「書く」こと自体をもっと自由にしてくれる存在ですね。
■ 結論:書きたい欲を支える“日常の相棒”
結論をひと言で言うと、
Amazonベーシックのノートは思考のワークスペースとして非常に優秀。

しばあいうえ
アイデアをどんどん書いておけるね。
アイデアの種や、毎日のタスク、ふとした気づき。 そんな“とりあえず書きたい”衝動を受け止めてくれる、頼れる日常ノートです。
モレスキンとは方向性が異なりますが、それぞれに魅力があり、用途によって使い分けたくなる存在です。
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