こんにちは。あいうえです。
今日も、ちょっと役立つお話をお届けします。
今回は、マーケティングや広告の現場でよく使われる「AIDMA」と「AIDCA」についてお話します。
「名前は聞いたことあるけど、違いがよく分からない…」という方に向けて、わかりやすく整理してみました。私もよくわからないな…と思っていたので一緒に勉強しましょう。
AIDMAとは?|「記憶」に残すことがカギ
AIDMA(アイドマ)は、1920年代に提唱された古典的な購買行動モデルです。
消費者が商品を知り、興味を持ち、欲しいと思い、記憶に残し、そして行動する──という流れで整理されています。
AIDMAの5つのステップ
ステップ | 意味 | 内容 |
---|---|---|
Attention | 注意 | 商品の存在に気づく(例:CMや広告) |
Interest | 関心 | 興味を持ち、もっと知りたくなる |
Desire | 欲求 | 「欲しい」と感じ始める |
Memory | 記憶 | 情報が記憶に残り、あとで思い出す |
Action | 行動 | 実際に購入や申込みを行う |
ポイント
「すぐに行動できない場面」に強いモデルです。
たとえばテレビCMで見た商品を、後日ドラッグストアで思い出して買う──このように「記憶」が行動に直結する。このような流れを想定しています。

あ!これってテレビでみたやつだっておもうよね
AIDCAとは?|「確信」が行動を後押し
AIDCA(アイドカ)は、AIDAの発展モデル(AIDAについては前回お話しました)で、「Conviction(確信・納得)」のステップが特徴です。
「本当に信頼できるのか?」「買って後悔しないか?」という不安を解消し、納得してもらうことを重視します。
AIDCAの5つのステップ
ステップ | 意味 | 内容 |
---|---|---|
Attention | 注意 | 商品の存在に気づく |
Interest | 興味 | 興味・関心を持つ |
Desire | 欲求 | 欲しいと思い始める |
Conviction | 確信・納得 | 信頼できると感じ、購入を決意する |
Action | 行動 | 実際に購入する |
ポイント
高額商品や無形サービス(住宅・保険・スクールなど)では、この「確信」がとても重要。 口コミや実績、専門家の評価などが、行動を後押しします。

そういえば、くちこみ(レビュー)はしっかりよむよ
AIDMAとAIDCAの違いはここ!
表で見てみましょう
比較項目 | AIDMA | AIDCA |
---|---|---|
中間ステップ | Memory(記憶) | Conviction(確信・納得) |
強み | オフライン広告や日常品 | 高額商品・信頼が必要なサービス |
消費行動 | 思い出して行動 | 納得して行動 |
キーワード | 記憶に残す | 信頼・説得力 |
実際にどう使えばいいの?
たとえばこんなふうに使い分けられます。
- AIDMAの活用例 街頭広告やTV CM → 覚えてもらう工夫を重視(印象的なキャッチコピーなど)
- AIDCAの活用例 高額なサービスサイトや商品説明ページ → 信頼を得る内容をしっかり載せる(実績、保証、口コミ)
まとめ|「記憶」か「確信」かが分かれ道
AIDMAとAIDCAは、どちらも「人がモノを買うときの心理」を段階的に捉えたモデルです。 重要なのは、自分の扱う商品・サービスに合ったモデルを選ぶこと。
- すぐに行動できないもの → AIDMA(記憶に残すことが大切)
- 信頼や納得が決め手になるもの → AIDCA(確信を得ることが大切)
こうしたモデルを使い分けることで、マーケティングやブログでの訴求力がぐっと高まります。
特に、比較検討や信頼性が重視されるインターネット時代には、AIDCAのように「確信」を意識したアプローチがより効果的と言えるでしょう。
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